VBAで使用する記号、イコール(=)、ドット(.)、カンマ(,)について説明します。
=(イコール)には以下の二つの使い方があります。
1.イコールの、右側と左側は等しい
2.イコールの、右側を左側に代入する
1.の使い方に関しては、
If Cells(1,1) = 100 Then
処理
End If
というように、主に条件を示す際に使われます。
2.の使い方は、
Cells(1, 1) = 100 + 50
あるいは
Dim 合計
合計 = Cells(100, 1)
のように、セルや変数に値を代入する際に使用します。
この時、まずは右側を計算してから、左側に代入するという手順が大切です。
Dim 合計
合計 = 100
合計 = 合計 + 100
上記のようなコードがあった時、合計という変数には最終的には何が入るでしょうか?
まず、合計には100が入ります。続いて、合計という変数に合計 + 100という数を代入します。
合計には100が入っているので、100 + 100 の計算結果を合計という変数に改めて代入します。つまり答えは200になりますね。
.(ドット)は単語と単語を結ぶものです。
「~の」と読めば分かりやすいかもしれません。
例えば、
Workbooks(“テスト”).Sheets(“データ”).Cells(1,1).Value
であれば、
“テスト”ブック「の」”データ”シート「の」A1セル「の」値
と読むことができます。また、
Cells(1, 1).font.color = 255
であれば、
A1セル「の」フォント「の」色は赤
と読むことができます。
,(カンマ)は単語と単語を区切るものです。
例えば
Cells(1, 1)
であればセルのアドレスを指定するために(行はいくつ, 列はいくつ)と二つの引数を指定しています。
同じように便利道具でも、
Call 機能.範囲.C_コピペ(コピー範囲, Sheets(“貼付先”).Cells(1, 1), 値貼付)
というように、コピペするための引数として(コピー範囲, コピーする先, 値貼り付けするかどうか)と三つの引数を指示しています。
行や列、それぞれの引数はそれぞれが独立したものですので、「,」で区切って書くわけです。